更新が遅くなってしまった。
連日ずーっと歩きっぱなしでさすがに宿に帰ってから何かをする気になれない。
ベルリン観光も一段落したので朝の時間を使って書いてしまおう。 写真はクリックで拡大。(私信:TKJさん 山チャリ行った時のポイズンアイビーに今更やられてます。 痒すぎて寝れん!)
--------------------------------------------------------------------------------------
宿から電車に15分程乗って市の中心地にある ZOO駅へ
通りを少し歩いて前のエントリにも書いた百貨店KaDeWeに行く。この名前は本来「西側のデパート」という意味でドイツ分裂の時の西側の資本主義繁栄の象徴だったらしい。デジカメのバッテリーを充電してもらう間に6階の食品売り場へ行きおみやげを物色する。 あるある!頼まれてたソーセージの缶詰が大量に! 実際に見るまで信じられなかったけども本当にあるんやな。重たそうなので後日買うために適当にあたりをつけてトランク半分側に詰める物を決定、帰ったらキャンプでドイツ祭りやな。
バッテリ満タンのデジカメを手に地下鉄でHolleschesTor駅へ、ダニエル・リベスキンド設計のユダヤ博物館へ行く。
ユダヤ博物館を初めて何かの本で見た時は、あの特徴的なスキンを這うスリットが「かっこいい!」と単純に思ったんですが、どんどん彼が作品を発表する度にあれはユダヤ人の精神性の発露というよりも彼のスタイルやったのかな?と思いちょっと残念な気持ちになっていたのです。 安藤忠雄の著作の中でこの博物館を評して "ユダヤ民族の怒りというものが伝わってきた"と書いてあったんやけども ほんまかなぁ? と疑念を抱きつつ見てきました。
博物館と言うだけあってかなりの展示品の多さ。
歴史、言葉、生活、芸術、経済とユダヤ民族に関するあらゆる事を説明しようとしてる為にものすごいボリュームになっていてちょっと興味本位では見切れない程。 それにあいまって物凄い導線の複雑さ。ちょっと戸惑ってると案内係が寄って来てどう見たら一番いいのか説明してくれた。床に病院のように順路を示すグラフィックが書かれてるのでそれを辿ればいいとのこと。複雑な導線もたくさんの案内係とグラフィックで解決されてるみたい。
「怒り」は自分には伝わってこなかった。
「複雑さ」っていうのが素直な感想かな、少し導線の印象に引きずられてると思うけど。
"かっこいい"スリットは内側から見ると多すぎる展示品のアクセントになっていて小気味いい。 展示品の什器や天井の照明用のの溝まであらゆるものがリベスキンドのグリッドに拠っていてここまでトータルにすると逆に違和感がなくなってくる。全ての順路を終えるとまた長い階段のところにいつの間にか導かれていて、あのクネクネの建物をどうやって抜けてまた元のところに戻ったのか全然わからない。でもなんか元通りってかんじでスッキリする。
今写真を見返してみるとやっぱり異様。
外から見てもやっぱり特徴あるのはスキンのスリットで「ここにはほかとちゃうもんありまっせ!!」っていうオーラがでてる。たぶんそれだけでもう十分役割を果たしてると思う。 あんまり建築に思想を反映させようと思うと疲れてしまうよな、と思いつつ建物をあとにする。
次に歩いて15分ほどのベルリンの壁の検問所 「Check Point Charlie」へ。(上の写真右) すぐ横にあったカフェで休憩しつつ感慨にふける。ベルリンの壁って東西にドイツを分断していた壁ではない!って知ってました? いやぁー予習はしてみるもんやわ!
その後5分程電車に乗ってMitteエリアへ行く。
昔の東独であるこの地域は雑貨屋やら感じのいいカフェが並んでる。
カンだけを頼りに歩きに歩く。 となぜかAPCを発見! 運良くセール期間だったのでシャツを一枚買ってしまう。
この街でおもしろかったのはカフェとHOF(広場?中庭?)。
どの通りも両脇を隙間無くアパートが埋めているけどもその建物をくぐって中に入るとものすごく静かな中庭がある。通りの喧騒と中庭の静けさのギャップが楽しく、時々HOFFのなかにカフェや服屋がある。 通りに面してないそういう秘密めいた場所を発見すると、ちょっと心が浮き立ってくる。
カフェはもういたるところにあるけども、通りとカフェの境界にある空間の使い方がおもしろかったな。街なのか店なのかよくわからない空間ってなんかいい感じ。 なにが起こっても許容してくれるような懐の深さがある。各店けっこう知恵を絞ってる。
そういう路上を観察しつつフラフラ散策してるとなんかよさげな鞄屋を見つける。写真やってる弟のみやげにとカメラバッグを買う。 本体の色、カバーグラフィックx2、その他オプションを自由に選べる。チョイスがありすぎて迷いつつ店員さんと小一時間ほど談笑、お店はベルリンとシュトッツガルトにしかないらしい。
↓決定。 やっぱサッカーネタで。 ネッツァー!
次は@ライプツィヒ Mexico vs Argentin をアップします。↑