植田正治の写真を見に鳥取にゆく。
演出によって、物語のように一枚の絵を作り上げてゆく写真は、ものすごく遠くのほうにまで自分を連れて行ってくれる。なんでもない風景が、どこでもない場所に変わって写真にあらわれて、こころが静かになっていろんな事を想像する準備ができてくる。 一枚の写真が、作り込んだ、ドキュメンタリーでない写真でも現実の自分にこんなにも影響を与えるものなのかと驚いてしまう。 作為は悪だ!と思っていた考えを飛び越えて、先に心がどんどん惹きつけられてゆく。
時間があったら行ってみて下さい。 植田正治写真美術館と鳥取砂丘。
ここが日本なのを忘れるぐらいに砂の丘はゆうゆうと大きかった。
photo by 植田正治
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