4km

反省会

今日Midtermでした。んでまた、叩かれた。　
いい加減スタジオがイヤになってきた。まぁずーっと頭に？マーク付けたまま作業してたから全然のれてなかったのは確かやねんけども。このセメスターは大変やなぁ、、、こんなになるつもりじゃなかったのに。　Thesis二つやらかしてる気分。　MayaでGenerativeNetworkを作る、でそこから建築を組み上げてゆく。そこにあんまり疑問をもってはいかんらしい、、、そして大事なのはシンプルに解くこと。　シンプルに単純にそのまま。

作業しながらなんとなく昨日考えてたこと。
この学校で学んだのは大人になるってことかもしれない、建築を通して。
つまりどこで現実との折り合いをつけるかって事。諦めでもなく妥協でもない、可能性のある着地点へいかに早く辿り着くか。　それってものすごく難しい問題で（オレにとってはすごく）基本的に子供なので夢見ること、可能性のにおいを嗅ぐことだけでいつも満足してるような気がする。　　でもそれってハタからみるとなんにもなしてないんよね。　
前を見ずに飛べ！！　

このセメスター、なんとなく自分のなかで大事なものになりそうな気がするわ

水曜のプレゼン

Thesisのプレゼンが水曜にある。　っていってもインクラスなんでそんなに重いもんではないねんけども、問題はその時間。　一人３０分しゃべらねばならんらしい。　演説じゃあないんだからさ、てか日本語でも３０分話したことないです。ムリ！！　とにかくスライドを集めまくって見せまくって行くしかないなぁ、、、。

スタジオのほうはカーボンファイバーを素材に桟橋を作ってる。
軽くて強い特性を生かして、工場で作って、現場でちゃちゃっと浮かせれる！とか考えてたけども昨日の話し合いではもっと海流の事を考えねばならんらしい事が発覚した。　
でちょっとリサーチしてみるけども波って結構複雑で、桟橋にかかる動きって上下動、沖からくる波、岸と平行に横に流れる海流、と主に３つあってあんまりにも真剣に考えると膨大な時間が取られそうな事うけあい。　むぅー。　流体力学ってもう使ってる文字からして読み方がわからない。
そういえばノーマンフォスターの作った大根みたいな高層ビルは風からうける応力を中心に設計されてたけども、彼の後ろにはたくさんのエンジニアが控えてるもんなぁ。なんというかこれからの建築家には数学やら、物理学の知識も浅くは知っとかないとダメかもしらん。
セシルバルモンドに影響されすぎてるこのごろ。

Norman Foster_Swiss Re Headquater's

Wikipedia 水面波

タンポポが複雑です

セシル・バルモンドのインフォーマルを読む。
スタジオでやってることが自己組織化のネットワークを作ることなので、この本の中身とかなりかぶってるとこもあってこのセメスターの教科書になりそうな予感だったんですが、建築が複雑性に向かうステップってのは本当にもうモダニズムのやり方とは違うというか、正反対というか、とにかく頭では理解したような気がするけども、いざそれを自分のデザインに応用しようとするとまったく機能しないって感じ。　体が覚えてないです。
そもそも、複雑性やら、自己組織化を作るとかいってる時点で早くも文章が矛盾してます、なんかこう、登山にノボる、みたいなノリ。　さっきからウンウンとMAYAと格闘してますが、全く彼のようにスマートには解けない。

メタファーとしてはたんぽぽという事でパートナーとは一致してるんやけどなぁ、、。

ところでたんぽぽって食えるんやって。　知ってた？　激しくどうでもいいですが

Informal by Cecil Balmond

たんぽぽサラダ

Thesisのテーマ

リサーチのクラスが始まったにもかかわらずまだ漠然としてます。
いきなりIN　TROUBLEというかんじでほんまに参ってるんですが、こんな状態で２、３回も恥を忍んでみんなの前で発表もするとなんか道が開けてくる（ように思える？から不思議わ。なんか周りを見渡してみてもけっこうみんな参ってるようで週一のPIN-UPではみんな心の奥底から言葉を搾り出してて、知らん人がみたらなんかのセラピーグループ？？みたいに見えるかもしれん。自分の本当にやりたい事を明確に言葉に表すのはむずいでね。

自分のテーマは「空間の場所性の回復」です。
２０世紀のテレビ、ラジオなどのマスメディアの登場と都市の巨大化、流動化によって場所性っていうものが少しずつ希薄になってきて、インターネット、ケータイによってその動きはさらに加速していると思います。現実のフィジカルな世界とデジタルデバイスで構築されたネットワークの間のギャップは深刻でそれを埋めるものがデジタルなインターフェースでしかないっていう状況が空間の場所性を享受するにあたって致命的だと考えてます。

建築は結局どこまでいっても物理的な営みでしかないのですが、そこにどうにかしてネットワークとの連動を図るなり、または逆に情報に場所性を持たせるなりして「今、ここにる」ってことをもう一度新しく意味付けたいと考えています。

このセメスターで５０から１００ページ程の本を作らんといかんのですがこういう実際に建築を建てる？または狭い意味でカタチを作る作業の前段階の準備って言うのはツライものがありますね。　卒論なんで言語化しなければならないのはわかるんですが直感でわかるだろ！！みたいにツッコミを入れたい時もままあります。まぁえらそうに書き散らしてみたけども実際場所性ってほんとになくなってるっけ？？なんてところにかすかに疑問もあるのでそこらへんをとっかかりにリサーチをはじめていきたいです。（とっくに始まってるよをい）

テープで建築する

月曜日にスタジオのプレゼンがありました。とりあえず画像のみアップ。明日にThesisResearchのPin-Upがあるのでそれが終わったら、Thesisの事も書きたいとおもいます。（卒制のキロクと言っときながら全然書いとらんからなぁ）。
さて、ちょっと時間ができたので書きます。　上の画像は月曜のプレゼン用に作った模型の一部で基本的には極小曲面で建築をつくろう！ってとこを目指してみた。　コンポジットマテリアルは丈夫で軽いのでけっこう無茶がきくんですよ、なのでどんなメソッドでカタチを作るかというところが大事になると思い、フラーのジオデシックドームから出発して、シャボン玉のミニマムサーフェスに行き着いて、それを元にバブルを形作りました。それぞれの帯がインターロックされてるので構造的にも安定してます。　それが壁や床になればなおよし。　ピーターはもっとどう実際作るか？？ってところに重点をおいて欲しかったみたいでちょっとそこらへん食い違ってしまいました。　次回への課題です。
この課題をやっていて一番面白かったのが、真ん中の写真にあるシャボン玉の実験。これは下記のサイトに詳しいのでのせときます。　自然の中からなにかヒントが欲しい人はこのサイトを訪れてみると道が開けると思います。

芸術工学基礎論への招待！

次回のスタジオの課題は、"Randam Walk"
編むことを一本一本のストランドにまで分解して、それぞれがお互いの関係性のなかで違うパターンで動いてゆきそれが結果として構造になってる？？　というなんかこう書くとかなり荒唐無稽ですが単語をあてがうとすると自己組織化する建築です。MAYAのパーティクルを使ってスクリプト全開でいくみたいですがそんなスキルはないのでかなり参ってます。ムービーを作るのでできたらのせます。　笑　お楽しみに。

泡

スタジオの課題はAutomatic Tape Layerでできる面白いカタチの成り立ちをリサーチすること。　来週の月曜日にプレゼンです。　自分のテーマは泡にしました。カタチのメタファーとしてでなくて隣り合う泡との関係性でどんどん変化してゆく過程を実現できたらいいなと。

ＡＴＬは基本的にテープを貼っていって皮膜を作ります。皮膜といってもコンポジット素材を何層にも重ねているので軽く、引っ張りに対してむちゃくちゃ強いです。　飛行機の場合だと裏にテープで作ったストラクチャーを入れて圧縮に対する補強を行ってるけども今回はテープを交差させて編むことで強度を保ちたいと考えてます。

イメージとしてはこんなかんじ。　Ｌｌｏｙｄ　Ｃｏｔｓｅｎ　のバンブーバスケットコレクションの一つです。　こんなに古い技法がマテリアルが変われば現代にまで通用するテクニックになるというのがなんかアタラシイ。

そういやＦＯＡも泡をイメージしたオフィススペースを提案していたのを昔ＡＸＩＳで見ました。　北京で計画中？のオリンピック水泳スタジアムのスキンもグラスで泡を表現してたな、、ちょっと調べてみよう、、、（施工してるやんっ！）

national swiming center コンペ最終３案

施工現場写真

構造解析

構造解析ソフト、プラグイン

NEi Nastran

Maya plug-in CS-FEM

Rhino plug-in_CADRE analytic

こういうソフトもっと増えてきてほしい。　ナストランはともかくCS-FEMはデモを見る限りかなりお手軽なソフトのようなんでちょっとした形態のスタディに使うとおもしろそう。　ピーターも言ってたけどもうＭＡＹＡで作ったような変なカタチっていうのはもう目新しくもないので、いかに作るかいう視点からのフィードバックを与えるのが次のステップかと。

スタジオ/Peter Testa

昨日はずっとスタジオのリサーチしてました。
スタジオっていうのは４つのクラスの中でも一番重要で（６単位あるし）、この授業を中心に学校はまわってる。　学校の中にはそれぞれのスタジオに割り当てられた場所があって、その一角に自分のワークスペースがあって学校にいるときは大抵そこでリーディングしたり、モデル作ったりしてます。　基本的に一人のインストラクターがスタジオ（１２人ぐらい）に付いて一つの建築プロジェクトを一学期で作り上げてゆきます。

俺の選んだスタジオのインストラクターはPeter Testaという５０歳ぐらいのＭＩＴ出身のアメリカ人で、この人は実際に建築を建ててるわけでなく次世代のマテリアル、工法のリサーチをしている人です。　彼の仕事で特に有名なのがカーボンファイバーを編んで構造材とする高層ビルのモデルで、そっち方面の本なんかにはちょくちょく登場してるおもしろい人です。

スタジオのタイトルは"Extreme Network"　
年々複雑化するビルディングのシェイプに対して非線形的な解決法をすることで実現してゆくっていうけっこう野心的、未来的な取り組みを行ってます。　もっと簡単に言えば編むことを建築の工法のなかに取り入れることです。　一口に編むといっても色々あるんですが、材料としてはカーボン、グラスファイバー、アラミドなどを使ったコンポジットマテリアルをいかにして建築のスケールまで持って行くかっていうのが大きなテーマですね。　小さいスケールならすでに飛行機や、ヨットなんかに使われてるんですが、建築ぐらいのスケールになると構造、工法の問題がかなりシリアスになってくるので、そこをどう解決するかと。

思うに建築っていうやつは、かなり時代遅れも甚だしいもので、最新のテクノロジーも応用されるのはきまって最後です。　プロダクトデザインなんかは軽々と新素材なんかを作って、プロトタイプもサクっと形にしてかなりうらやましいんですが建築はやはりサイズも、社会的意味もデカイので新しいことをしようとすると他の分野よりも余計に時間と労力がかかります。　建築家の意味っていうのは新しいカタチやら、空間やらを生み出すのではなくて、様々なスケール（マクロ、マイクロ、社会、時間）を行き来することではないかと思う。

まぁカーボン調べながらこんなこと考えてました。　笑
写真はエアバスＡ３４０です。　従来のアルミハニカムでなくAutomatic Tape Layerで作ったカーボンコンポジットサーフェスで出来てます。

Airbus A330

testa architecture/design

２００５ 秋学期

このセメスターにとってるのは４つのクラス。

-　建物の詳細図を書く  Construction and Document
-　都市の成り立ちに関する研究　Cities, Urbanization and Development
-　卒制前の必修科目　Thesis Reseach
-　そしてスタジオ

今日は学校行って一日中CDの宿題やってた。
次の授業までに平面、断面、マテリアルまで決めてこいっていうからかなり焦ってやってるけどもコレ、まじめにやったら絶対終わらん！　だいたい建築っていうのは決める事の連続でプラン決めて、素材決めて、ジョイント決めて、、、、、、ずーっと、ずーっとやり続けなならん。　本当に地味な作業。　宿題でこういう事やるくらいなら実際なんか小さいの建ててみたほうがはるかに経験になるんじゃないかと思う。　

サイアークは今デジタルソフトの授業が盛んで、特にMAYAはもう３年次から必須使用のツールになってる。なにが言いたいかっていうと学生の間でMAYA派　非MAYA派っていうのが確かに存在しててハマる人はもうスクリプトのみで造形を組み立てて、グニャグニャの建物をデザインしている。

確かにCNCの技術が進歩してきて、非線形の造形も現実的になったとはいえ、図面に書き込む段になったらこれはもうかなりの労力を覚悟しなければならないだろう。　カタログに載っている部材なんかはほとんど使えないだろうし、役所との交渉なんかもかなり骨が折れるんだろうな。　ということでCDのクラスでは至極まともな家をデザインしました。いちよう夏にインターンしていた事務所でやっていたコンペの条件を引き継いでやってます。

事はじめ

とりあえずブログを作ってみた。　
デザイン的に直したいところはたくさんあるけど時間がないのでコンテンツ勝負で行こうかと。どノーマルですいません。
しかしいまやモブログまでこんなに手軽にできるんやね。　最初からこっちにしとけばよかった。
ここでは来年４月末にある自分の卒業制作までの道のりを書いていきます。　そんななかでいろんな人にもまれながら磨きをかけていけたらいいなと。　　ほなよろしゅう。